高圧噴射攪拌工法とは
高圧噴射撹拌工法は、固化材スラリーを流体として地中に噴射して、土と固化材スラリーを混合撹拌することによって地中に固化体を造成する地盤改良工法です。
α-JET工法の特長とメリット
新規開発の、スライムブースター(※)を装着することにより、粘性の高いスライムをスムーズに排出することができます。
※特許第6762596号、特許第6812044号
周辺環境への影響抑制
α-JET ⼯法は、新規開発のスライムブースター(※)を装着することにより、粘性の高い排泥をスムーズに排出することができます。これにより改良体造成時に発生しやすい排泥閉塞をなくして、周辺変位(地盤・構造物)を抑制できます。また、スライムブースターにプレジェット(先行水切削)作業を併用することにより、スライム排出を一層スムーズにすることができます。
※特許第6762596号、特許第6812044号
迅速に改良体を造成
α-JET ⼯法は、従来の⼯法の流路(モニタ構造、整流、ノズル等)を、流体解析に基づいて最適化し、切削効率の向上を図っています。これにより、迅速な改良体造成が可能になっています。
品質管理の可視化
α-JET ⼯法は、有効径モニタリングシステムを活用することにより、改良体が所定の有効径を確保できているかリアルタイムに把握することができます。
環境にやさしい
α-JET ⼯法は、⾼炉スラグを主材とした専⽤固化材を使⽤します。⾼炉スラグは、従来から使⽤されているセメントよりもCO2 排出量が少ないので、環境負荷が低減できます。また、迅速な造成により、汚泥(産業廃棄物)の排出量も低減できます。
経済性に優れる
α-JET ⼯法は、迅速な造成によって、⼯期短縮や、専⽤固化材使⽤量と汚泥排出量が削減できるので、経済性に優れています。
用途例
土質欠損防護
先行地中梁・底盤改良
ライナープレート立坑
発進・到達防護
橋脚の耐震補強
護岸防護
α-JET工法の施工手順
計画深度まで削孔する。
所定の引上げ時間および回転により、改良体を造成する。
※硬質地盤(砂礫等)はケーシング削孔の併用可能